発声練習で差をつけよう~発声トレーニング③~早口言葉~
ぺーいちです。
発声練習してますか。
劇団などでは、稽古前にウォームアップの一環で発声練習を取り入れているところも多くあると思います。
しかし、漫然とただ声を出すだけになっていませんか。
気を付けることもわからずに、ただ声を出すだけでは、正確な発声・発音も、豊かな響きのある声も、セリフをコントロールする技術も、手に入れることはできません。
発声練習のたびに、なにに気を付けるか、課題を持って取り組むことで、正確な発声・発音、豊かな響きのある声、セリフをコントロールする力を手に入れましょう。
今回は早口言葉の取り組み方について説明していきます。
早口言葉も、変則50音と同様に、課題をもって取り組むことが大事です。
早口言葉と言えば滑舌改善と思われがちですが、これもただ漫然とやれば、そのうち滑舌が直っているというものではありません。
なにに気を付けるかという、意識がなければ、滑舌は直ることはありません。
しかし、ここで紹介する練習法と気を付けるべきことを意識して練習すれば、いつの間にか滑舌は直っていますので、取り組んでみてください。
テキストに紹介している早口言葉を全部確実に言えるようになれば、どんな言いにくい言い回しのセリフであっても、詰まったり、言葉がつぶれたり、聞きにくくなったりせずに言えるようになります。
ちょっとかっこいいですよね
テキストは下記のPDFからダウンロードして、プリントアウトするなどして用いてください
ここしばらく続けている発声トレーニングの内容は、無料で教えるのはもったいないほどの内容だと自負しているので、そのうち非公開にしようと思っています。
ぜひとも今のうちに覚えて実践していただきたいです。
早口言葉
早口言葉は、ただ早く言えばいいと思っていませんか。
ただ早く言うだけで、言葉が転んだりして、上手く聞き取れない状態になっていても、言えた気になっていませんか。
言葉は、相手に伝わらなければ意味がありません。
そういう意味では、ただ早いだけでは言えた内には入りません。
では早口言葉を使って、より良い発声・発音を手に入れるための取り組み方をお伝えしていきます
早口言葉はまず、ゆっくり確実に言うことから始めましょう。
すべての音を確実にならして読みます。
練習というかトレーニングなので、抑揚は不要です。
真っすぐな息の上に、言葉を乗せていきます。
語尾まで、責任をもって発音するようにしましょう。
はじめのうちは、ゆっくりであってもうまく言えないものもあると思います。
そんな時には、「スモモも桃も桃のうち、桃もスモモも桃のうち」を「すーもーもーもーもーもーもーもーもーのーうーちー、もーもーもーすーもーもーもーもーもーのーうーちー」と音を伸ばしてやってみましょう。
その後、早口でなくていいですから、普通に言ってみます。そうするとたいてい言えるようになります。
早口言葉は、わざと言いにくいように作られています。
なぜ言いにくいのかというと、言葉のコンビネーションが、口の中が狭くなるよう、狭くなるように配置されているからです。
意識して母音がしっかり鳴らしていかないと、口の中が狭くなっていえなくなってしまいます。
そのために、母音を鳴らす意識を、ゆっくり言うことで培っていきます。
ゆっくり言うことができるようになれば、今度は最速で言うことにチャレンジです。
速く言う時も、真っすぐな息の上に、しっかり母音を鳴らして、口の中が狭くならないように注意しながら練習してください。
早口言葉を練習するときは、真っすぐの息の上に、しっかりと母音を乗せて、口の中が狭くならないようにするのが一番のポイントです。
早口言葉でしっかり訓練をして、どんに言いにくい言葉の言い回しであっても、聞き取りやすい言葉でしゃべれるよう頑張ってください。
まとめ
早口言葉は、言いにくい言葉のコンビネーションで成り立っています。
つまりは、早口言葉を完璧に言いまわすことができれば、どんなセリフが来ても、滑舌が悪いなどと言われずに演技することができるようになります。
しっかりと母音を鳴らしてしゃべることを気を付けて、取り組んでみてください。
舞台上で早口言葉を披露する機会などは滅多にありませんが、すらすらと言えるとちょっとかっこいいですよね。
今回は以上です
最後まで読んでいただきありがとうございます
ご意見・ご感想などありましたら、コメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです。
無料メルマガはこちら↓