演劇LAB☆演技力向上の部屋

演技に行き詰まりを感じた方の、悩みを解消し演技力を向上させる演技講座

発声発音練習は発声発音のためだけにするものではない

発声練習ペーいちです

 

発声練習をしっかりやっていくと、思わぬ副産物が生まれます。

 

今回はその副産物について書いていこうと思います。

 

副産物としては

  • 姿勢が良くなる
  • 声の響きの位置がわかるようになる
  • 滑舌にしなくてもいいようになるので、表現の幅が広がる
  • 自分の体が、それまでよりも自由に動かせるようになる

といったとこでしょうか。

それぞれについて解説をしていきます。

 

 

 

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姿勢が良くなる

良い声は良い姿勢から生まれます。

 

しっかりした支えを作るためには猫背になっていたり、あまり反り返っていたりしてはできません。

 

発声練習のたびに、自分の姿勢をチェックしながらやっていくうちに、自分にとってのベストな姿勢がわかってきます。

 

これがこのまま舞台に立つときのニュートラルな立ち姿になってきます。

 

舞台上で、猫背で首を突き出したような姿勢で立っているのはカッコ悪いですよね。

 

やはり発声練習で、しっかり姿勢を気にして取り組んでいる人の立ち姿は美しいです。

 

声の響きの位置がわかるようになる

声を出していると、自分の声はどこに響かせればよいのか、ということがだんだんわかってきます。

 

声がどこに響いているのかが分かるようになれば、その響きを集めて、狙った方向に響かせることもできるようになります。

 

たとえば、舞台奥に向いたままセリフをしゃべるとき、通常であれば、声は客席には届きにくくなります。

 

しかし、声の響きの位置を意識して自分の背中に集めるようにすると、奥を向いていても客席に届く声を出すことができます。

 

立った状態では声は体を離れて遠くまで届くのですが、座ると声が飛びにくくなってしまいます。そんな時には、仙骨に響かせる意識を持つと、空間全体に響いて声が届くようになります。

 

響きの位置をコントロールすることによって、どんな体勢からでも客席に届くセリフを吐けるようになるのです。

 

滑舌を気にしなくてもよくなるので表現の幅が広がる

発声のスキルが上がってくると、セリフを出すときに気にしなければならないことが減ってきます。

 

例えば、自動車を運転するとき、はじめてハンドルを握ったときは、アクセルやブレーキの位置、踏み加減、ハンドル操作などいろんなことに手いっぱいで、前を見て運転することもおぼつかなかっただろうと思います。

 

しかし、ある程度操作に慣れれば、前をよく見て、後方や周囲にも気を配りながら運転することができるようになったはずです。

 

それと同じことで、気にしなくてもできること一つ増えれば、その分ほかのことに集中することが出来ようになります。

 

人間は同時にいくつものことはできません。一つ気を付ければ一つおろそかになる。

 

気を付けなければできないことを、気を付けなくてもできるようになれば、その分一つチャンネルが空くことになるので、そこに、ほかの気を付けるべきことを入れることができれば、演技の幅は広がります

 

自分の体が、それまでよりも自由に動かせるようになる

声を発する際には、実は非常に多くの筋肉を同時に連携させています。

 

口の中の口蓋周辺の筋肉、舌、声帯とその周辺、喉、肩回り、横隔膜を支える筋肉群と腹筋、脚など言うなれば全身の筋肉を使って、連携させて声が出ます。

 

発声発音を訓練するということは、全身の筋肉を意図的に、しかも微妙な力加減によってコントロールして連携させるということです。

 

聞いただけでも複雑で難しいことを訓練するわけです。

 

しかも、発声に必要な筋肉は、腕や足など普段から意図的に使っている部位と違って、普段は無意識に使っていてなかなか思い通りに動いてくれない部分ばかりです。

 

声が自在に操れるということは、それらの筋肉が自在に操れるようになってきたということです。

 

そうなると、腕や足など、普段から動かしやすい部分も含めて、体がそれまでよりもずっと動かしやすくなっているはずです。

 

発声発音が思い通りになってくると、自分のイメージしたとおりに体は動いてくれるようになってきます。

 

 

まとめ

発声発音練習は必ずしも、セリフを正確に喋るためのもの、滑舌をよくするためだけのものではありません。

 

発声発音練習をすることが、セリフ以外の演技の上達にも必ずつながってきます。

基礎訓練なので退屈だし、面白くないものかもしれませんが、しっかり取り組んでいきましょう

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。ご意見・ご感想などありましたら、コメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

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セリフは原則としてしっかりしゃべらなければならないが

ぺーいちです

今回は少し愚痴のような感じでお話しします

コラム的に読んでいただければと思います

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原則として、観客に聞き間違いや聞き漏らしの無いよう、発声発音、イントネーションやアクセントに気を付けながらしゃべらなければならない。

セリフはきちんと観客に届けなければならないと考えています。

 

しかしこういう話をすると、

「セリフは感情や伝えようとする思いがあれば、そんなこと気にしなくても届くんだ。むしろそういうことに気を取られて感情表現がおろそかになってしまうことのほうが問題だ」

 

「言葉のわからない外国の作品であっても楽しむことができるから言葉はそんなに大事ではない」

 

「言語機能に障害があってちゃんと喋れない人は演劇をするなということか」

 

という反論を貰うことがあります。

 

感情が大事で言葉は二の次に対する反論

感情表現がちゃんとできて、言葉もちゃんと聞き取れたほうがいいです。

 

言葉が届くことで、物語が理解できて、そのうえで情感まで届く状態が一番いいのです。

どちらが大事で、どちらかをおろそかにしていいというものではありません

 

発声や発音、アクセント、イントネーションに気を取られなくてもいいレベルまで基礎力を高めればいいだけの話です。

 

その努力なしに感情が大事だ、気持ちがあれば伝わる、と言われてもそれは俳優の努力不足とエゴだと思います。

 

言葉のわからない外国語の作品でも楽しめるから言葉は大事じゃない、ということに対する反論

そもそも、外国語で言葉がわからない作品からは、言葉による情報の取得はほぼできません。

 

言葉がわからないという前提で作品を見ますから、言葉による情報の取得は完全にあきらめて、視覚から情報を得ようとします。そして俳優がしゃべっている言葉は効果音やBGMのようなに聞いているので、観客は聞き取れないというストレスは感じません。

 

つまりチャンネルが違うのです

 

日本語でしゃべってるのに聞き取れないというのとは完全に違うので、比較になりません。

 

障害を持たれている方の演技でも伝わってくる、ということに対する反論

言葉がわからない外国語の作品と同じで、やはり聞き取ろうとするチャンネルが違います。

 

小さい子供が話しかけてきたとき、なにを言おうとしているのか、聞く側が一生懸命に歩み寄って、聞き取ろう、理解しようとしますよね。

 

観客側が聞き取るための努力をしてくれるのです。

 

だから、言葉が不自由な方でも、一生懸命に伝えようとすることで、観客が受け取ろうと歩み寄ってくれる結果、伝わるのです。

 

 

健常者で、日本語が普通にしゃべれる人が、伝えるための技術や基礎力の向上を図ることなく観客に歩み寄れと言われている気がして違和感を感じます。

 

とはいえ、なにがなんでも言葉はすべて明確に喋らなければならいというわけではない

酔っ払って、泥酔している人が明確にしっかり喋っていたら変ですよね。

 

ヘレンケラーのお芝居をしてて、最初から健常者と変わらない言葉でしゃべっていたらおかしいですよね。

 

状況、状態に合わせてそれにふさわしい表現をチョイスしていかなければなりません。

 

ベーシックなものとして、発声発音が明瞭で、イントネーションやアクセントが正しいしゃべり方ができたうえで、状況・状態に合わせてそのようにコントロールすれば良いということです。

 

ここまで話すとたいていの人は納得してくれますが、なかなかここまで聞いてくれる人も,少ないのが現実です

 

しょうもない愚痴に最後まで付き合ってくださりありがとうございます。

 

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物には気配がある

ペーいちです

 

物には気配があります。

 

人物がその気配を感じ取ることによってのみ、それは存在することができます。

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舞台上での演技が嘘くさくなってしまう一因に、俳優が物の気配を感じないまま演技してしまっていることがあります

 

 

物には気配がある

物には気配があります。人がそれを感知することによってのみ、それはそこに存在することができます。

 

舞台上だけでなく、日常生活においても、同じだと思うのですが、例えば、部屋の隅に石が落ちていたとします。

 

物理的には、人が感知しようがしてなかろうが、それはそこにあります。

 

しかし人がそれを感知していなければ、それは存在しないことと同じなのです。

 

つまり心理的には存在していないということになります。

 

また、人が石を感知したとしても、「これは石だ」という情報だけで処理をしてしまうと、ただの記号となってしまい、それに対して人物がどのように感じたのかを薄めてしまうことになってしまいます。

 

「石」はただそこにあるだけならば「石」以上の何物でもありません。

しかし、人物がそれを持って誰かを攻撃すれば、「武器」ともなりますし、邪魔だと思えば「障害物」となります。

 

それを美しいと感じれば「宝石」などの価値を持ちますし、その形に何かの意味を見出すこともあります。価値のあるものだと思ったけれどやっぱり無価値なものだった。

なんてこともあります。

 

では舞台に目を移してみましょう。

机やいす、舞台セットなど舞台上に物理的にあるものは、「ある」だけでは、舞台空間に存在しえません。

 

演技者がその空間に入り込みそれらを感知することによってはじめて舞台空間に存在することができます。

 

舞台空間も舞台上にあるものも、そこに人物が入り込んではじめて、物理的空間、物理的存在を超えて色づき始めるのです。

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舞台空間を体験すること

つまり、舞台空間も物も人物も、セリフや効果音などの音声も、演技者がそれらの気配や音声を感知することによって存在することができるのです。

 

感知するとは、感じること。

 

それがどんなものであるのか感じれば、これがなんであるのか思考が働いたり、見たものに対して心が動いたり、逆に、机など常にそこにあるのが当たり前なものにたいしては、気配のみを感じるだけでよけて歩いたりということが自然とおこなわれるようになります。

 

日常生活で私たちが常に体験している事柄なんです。

 

台本上に書いてあったり、演技しなければならないと思ってしまうから、作中の人物として体験することなしに、記号的にこなしてしまうんですね。

 

 

まずは、舞台上にあるものが、それがどのようなものであるのか。よく見て感じてみてください。

 

もちろん感じたものをそのまま演技にしてしまうと、うるさくて仕方がないものになってしまうこともあるので、演技に使うか使わないかの取捨選択は必要です。

 

まとめ

舞台上にある者には気配があり、人物がそれを感知することによってはじめて、物理的存在から脱し、舞台空間に存在することを許されます。

 

空間も物体もセリフも、俳優が気配なり、音声なりを感じることによって存在するのです

 

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台本を読み解く

ペーいちです

 

台本を理解すること。

 

演劇ではとても大事なことですよね。

 

台本は読むだけではなく、分析をすることが大事です。

 

分析ができていないと上手い演技はできません。

 

ただ書いてあるセリフをなぞっているだけでは下手と言われてしまうかもしれません。

 

でも、自分では何度も読み返して理解しているつもりでも

「全然読み込めていない」とダメ出しされたり、「ちゃんと台本を読んで来い」と言われたり、そんなことはないですか。

 

台本を分析していくための順番やポイントを理解できていないかもしれません

 

今回は、そのポイントと順番を紹介していきます

 

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台本を分析するための基本

台本を分析する上で重要になのは、

 

「情報」「情感」です

「情報」とは客観的情報

「情感」とは主観的な考え

 

これをしっかり切り離して考えることです

 

このとき3つの視点からとらえることが必要になってきます

 

台本分析のための3つの視点

台本を分析するために必要な3つの視点とは

  1. 作家の視点
  2. キャラクターの視点
  3. 役者の視点

この3つです。

 

上から順番に客観→主観に変わっていく流れでもあります。

 

主観が強すぎると、ナルシストな演技になってしまったり、自己中心的になってしまったり、なにを演じても「自分」になってしまいます

 

台本分析は客観的情報を集めるところから始まりますが、多くの人は主観から始めようとしてしまいます。

 

順序が逆だからうまくいかなくなるのです。

 

主観から始めてしまうと、本来の物語の道筋から外れてしまうのです。

 

だから、

  1. 作家の視点
  2. キャラクターの視点
  3. 役者の視点

この道筋で進めていくと上手くいくのです

 

作家の視点

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物語の一番客観的な視点が作家の視点です。

これはト書きに書かれています

 

いつ、どこで、誰が、という情報

 

つまり場面設定と登場人物ですね。

 

このほかにもト書きには演技に必要な情報が詰め込まれています。

 

これらを無視して分析をすることはできません。

 

そしてこれらは演じるために最低限必要な情報です。

 

また、作家視点で読み進めていくことで、物語の起承転結がどこにあるのか。

作者が面白いと感じているポイントはどこなのか。

作者が埋め込んだロジックや、作品の伏線、ギミックなどを発見することもできます。

 

キャラクターの視点

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キャラクターの視点はさらにいくつかの視点に分かれます

 

  1. キャラクターが話している情報
  2. キャラクターがある人のことを話していること
  3. キャラクターが自分自身について話していること

 

1はト書きと同じで「情報」です

2はある人に対する「情報」と、キャラクターがある人に対する「考え」

3は自分自身に対する「情報」と「考え」です

 

ここで注意しなければならないのは、「情報」は客観であり「考え」は主観だということです。

 

情報と考えは区別してとらえなければなりません

 

例えば「あの猫、まじかわいい」というセリフがあったとします。

 

このセリフでは「あの猫」が情報で「まじかわいい」が考えになります。

 

ここでAがBにたいして、「お前、可愛いな」というセリフがあったとします。

 

これを「Bは可愛い」という情報として認識する人も多いでしょう

 

しかし、これは「AがBのことを可愛いと思っている」という主観的な考えとして処理しなければなりません

 

分析の順番として客観→主観が重要です

 

自分の演じる役のセリフだけ分析しても、「主観的分析」のなってしまうので、相手のセリフから、自分の役の情報と自分の役に対する考えと得ることが客観的に分析するために必要なことになります。

 

そしてここから、そのキャラクターが「何を考え」行動するのかということを導き出していきます

 

役者の視点

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役者の視点での分析は2点あります

 

  1. 推測や類推
  2. 個人的想像

1は「その考えの根拠を台本上で提示できること」が必要になってきます。

台本には明確な言葉として書かれていないけれど、やり取りから推測するとこうではないか、という考えのことです

 

根拠として提示できないことは、個人的想像です

 

「台本のどこを読んだらそんなことにになるんだ」

 

と言われた時は、「個人的想像」に頼りすぎているということです

 

台本を理解するために、分析をしていく当たっては、客観的な視点からはじめて

主観に移っていくという道順で進めてください。

 

「個人的想像」から始めてしまう人は多いですが、「個人的想像」は最も主観的な考えなので、分析の最後に行うことです。

 

個人的想像から始めると、キャラクターがぶれるだけでなく、物語そのものをゆがめてしまう可能性もあります

 

まとめ

 

演劇にとって台本の分析は、一番大事なことです。

 

まず情報として、いわゆる5W1Hを理解することができてなければ、物語そのものがなんだかわからなくなってしまいます。

 

他の役からどのようにみられているのか理解していなければ、どんな人物であるのか理解しないまま演技をしてしまうことになりかねません。

 

そして、分析をちゃんと取り組むことなく、個人的想像だけで演技を作っていしまうと、

自己中心的でナルシストで気持ち悪い演技なってしまうかもしれません。

 

台本を読むだけではなく、分析をして、一つ上の俳優を目指していきましょう
 
最後まで読んでいただきありがとうございます
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ぺーいちのプロフィール

私のことを全く知らないと思いますので簡単に自己紹介をしていきます

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1976年12月2日生まれ、現在42歳、既婚、小学4年生の娘と5歳の息子を持つ2児の父です。広島県出身の広島県在住です。

 

小学生のときから大学卒業まで、ずっと剣道をしていました。

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中学や高校の文化祭で、演劇部が舞台をしていましたが、なんか、魔法使いが出てきたり、当時流行っていたあぶない刑事の格好をした人が出てきたり。

 

見ているこっちが恥ずかしくなるようものしか見たことがなかったので、演劇はなんだか、恥ずかしいものという認識をしていました。

 

大学卒業後、演劇の舞台出演を経験し、その楽しさから演劇にはまって、いろいろな作品に出演させてもらう中で、演技をするにあたって、どうすればうまくなるのか悩んでいました。

 

東京や大阪のような都会ならいざ知らず、地方都市でどこに習いに行ったらいいのかも分からない。

 

幸い私は、ご縁があってプロでミュージカルをはじめとして演劇も演出する演出家の先生に出会い、演技についていろいろ教えてもらう機会を得ました。

 

もちろん、演技法の本を読んだり、それらのことを実際の舞台で試してみることもできました。

 

また、地域の公民館で講師として演劇ワークショップを開かせてもらって、人に教える機会にも恵まれました。

 

10年以上にわたりプロの演出家の指導を受け、実際に舞台で実践したり、ワークショップなどで指導した経験から得た演技法と滑舌改善のための発声メソッドを強みとしています。

 

「芸術とは、感性を技術によって表現することである」というのが私の価値観で、見に来てくれたお客さんも、出演した俳優さんも舞台芸術を通じて幸せになってほしいと願っています。


プロの俳優さんが「感情が何により大事で、深い感情さえあればお客様に届く」と言われます。

それを技術の土台もないまま鵜呑みにして、基礎基本や発声・発音をないがしろにしたまま、感情優先で、演技にもなっていない演技で舞台公演に出演してしまう俳優さんは多いです。

 

表現したつもりの自己満足から、舞台芸術として表現することにシフトして、その楽しさを知ってほしいと考えています。

 

 

 

声優養成所に2年通って、全くと言っていいほど成長しなかった声優志望の俳優さん

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広島から、「声優になるんだ」と、東京の声優養成所に入所した友人がいました。

 

2年後、養成所を卒業して広島に帰ってきたので、私の劇団の公演に出演を依頼しました。

 

声の演技とは言え、プロの演技者を養成する機関に通っていたので、声も演技も格段にうまくなっていると思っていましたが、2年前と全くと言っていいほど上達していませんでした。

 

正直なところ、東京で2年も何を習ってきたんだ、と思いましたが、舞台に出演して、観客からそのように思われるのは、主演者にとっても、観客にとっても不幸なことです。

 

そこで、発声・発音の基礎と演技の基礎基本の部分を、公演までの3か月間で徹底的に叩き込みました。

 

その結果、観に来てくださった皆さんから、彼は「さすが、俳優養成所に2年通っただけのことはある」「プロの方ですか」などの評価をいただいていました。

 

発声の基礎も、演技の基礎も全く理解できていなければ、たとえ俳優養成所に通ったとしても、全くと言っていいほど上達することはできないと痛感した出来事でした。

 

彼は「声優養成所で習ったときは、感覚的な言葉での指導、あまり理解することができていなかった」「ペーいちさんの指導で、養成所の講師の方が何を言いたかったのか、やっと理解できた」と言ってくれました。

 

 

 

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最後に

 

舞台公演において、「あの役者さん下手だったね」と思われてしまう、言われてしまうことは、観客、出演者双方にとって非常に不幸なことだと思います。

 

しかし、演技が上手くなりたいと思っても、ただがむしゃらに舞台経験を積んだとしても、それが演技の上達につながるかと言えば、そうでもありません。

 

正しい発声発音、基礎基本となる演技法の習得なくして上達した俳優さんをあまり知りません。

 

ただがむしゃらに、基礎基本をないがしろにしたまま、舞台公演を重ねている俳優さんの多くは、頭打ちになって、「あの俳優さんは何の役をやっても同じだね」などと言われています。

 

先にも書きましたが、「芸術とは、感性を技術によって表現することである」というのが私の価値観です。

見に来てくれたお客さんも、出演した俳優さんも舞台芸術を通じて幸せになってほしいと願っています。

プロの俳優さんは「感情が何により大事で、深い感情さえあればお客様に届く」と仰います。

 

技術の土台もないまま鵜呑みにして、基礎基本や発声・発音をないがしろにしたまま、感情優先で、演技にもなっていない演技で舞台公演に出演してしまう俳優さんにならないでください。

 

表現したつもりの自己満足から、舞台芸術として表現することにシフトして、その楽しさを知ってほしいと切に願っています。

 

そのための第一歩として、是非とも、私のメルマガ講座を受講していただきたいと思っています。

 

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舞台上での立ち位置の取り方を巧みに~舞台の心(しん)と副(そえ)~

ペーいちです。

 

舞台上での立ち位置の取り方って、はじめのうちはとても難しくないですか。

 

舞台に慣れてきて、なんとなくこのあたりかな、という地点は分かっても確信持って立ち位置はここ、と入れていますか。

 

立ち位置が悪いと舞台上のバランスが崩れてしまいますし、「そこじゃない場所」に立っていて平気な俳優さんは下手だと思われてしまいます。

 

例えば「あの俳優は立ち位置の取り方が上手い」というときは、その俳優は「そこしかない」という地点に入り込んでいることが多いです。

 

演技者と演技者、あるいは演技者と物のそれぞれの位置によって、舞台上に「心」と「副」関係が生じていることを理解すれば、「立ち位置」の取り方は巧みになります。

 

それでは「舞台の心と副」について説明していきますね。

 

 

 

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舞台の心と副

すでに書きましたが、立ち位置の取り方の上手い俳優は「そこしかない」という場所に入り込んでいることが多いです。

 

これは「空間感覚」ともいえるもので、俳優に求められる資質の中でも基礎的なものと言えます。

 

基本原理としては「舞台中央前面、客席に向かって立つ」位置から「どこをどう動けば、どのように空間は変化するか」を思考することにあります。

 

ちなみにこの場所は、客席との落差が「プラスマイナスゼロ」の地点とされていて、「劇中」ではなく「劇外」のポイントです。

 

演技者と演技者、あるいは演技者と物のそれぞれの位置関係によって、舞台上に「心」と「副」の関係が生まれていることを理解する必要があります。

 

開かれた存在と閉じた存在

「開かれた存在と閉じた存在」ということを通じて「舞台の心と副」について説明をしていきます

 

まず、登場人物が向かい合って立ちます

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Aが上手奥に向かってうずくまる

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「閉じた存在」であるAを開こうと、BはAに背中を向けて、顔だけをAに向けます

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Aが身体を開いて立ち上がります。BはAに背を向けて下手奥を見ます

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上の一連の4つは、空間の「心」と「副」を捉え、意図的に対象物を「開こう」、あるいは「閉じよう」と動きをしています。

 

「心」=「核」=「閉じた存在」、「副」=「照り返し」=「開かれた存在」となります。

 

舞台上にある2つ以上のものは、一方が「閉ざされた存在」となり、他方が「開かれた存在」となることによって、関係しあいメリハリをつけます。

 

演技者は「開こう」として「閉じる」のであり、「閉ざそう」として「開く」のです。

 

観客に背を向けてうずくまってた姿勢は、最も「閉じた」状態であることを示します。この状態の演技者は舞台上のものを「開こう」としていることになります。

 

逆に、観客に正面を向いて立つときは、演技者は最も「開いた」存在となって、対象物を「閉ざしこもう」としていることになります。

 

 

立ち位置がわからないという場合には、まずこの「開かれた存在と閉じた存在」という考え方をしてみてください。

 

対象となる俳優を目立たせたいときには、自分が「閉じる」ことによってその存在を際立たせ、逆に自分が開くことによって、ほかの俳優や対象物を「閉ざしこもう」とすること。

 

これを原理原則と捉えて、立ち位置をさぐってみてください。

 

何度かやるうちに、「ここしかない」場所を見つけることができるようになるでしょう。

 

まとめ

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舞台上の立ち位置は非常に大事です。

 

舞台経験を何度も積むと、なんとなく居心地がいい場所がわかるようになるとは思いますが、その感覚だけで演技をしていると、その勘が狂ったときに手痛いしっぺ返しを受けることがあります。

 

この「心」と「副」という考え方をもとに、勘だけではなく、確信をもって立ち位置のみならず、演技を、演劇空間を飼いならしてほしいと思います。

 

今回は以上です。

 

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舞台の怖さ~自分が意図した姿と観客に見えている姿はちがう~

ペーいちです。

今回は、舞台の怖さについて書いていきたいと思います。

 

あなたは舞台上で「怖い」と感じるときはどんな時ですか。

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セリフが出てこないとか、段取りを忘れるとか、観客が無反応とかいろいろあるだろうと思います。

 

私が一番怖いと思うのは、自分が意図した姿、伝えたいことが、全く違う意図として観客に伝わってしまうことです。

 

セリフだとか段取りだとかは、忘れないようにとにかく繰り返し練習するしかありません。だから、そこらへんは絶対の自信をもって舞台に上がれるよう努力すればいいだけです。

 

たとえば、とても深い悲しみに包まれているシーンのはずなのに、笑っているように見られてしまうとか、恋人同士の役なのに、仲が悪いように見えてしまったり。

 

これは、役の感情を優先するあまり、見え方を考えていなかったり、役ではなく、俳優の感覚で演じてしまっていたりするとよく起こります。

 

やはり自分が伝えたいことが、誤解されて観客に伝わると嫌ですよね。

作品の伝えたいことも間違って伝わってしまいかねませんしね。

 

自分の思っている姿と、観客から見える姿を一致させる事でこれらの問題は解決していくことができます。

 

まずは、無意識にやっていることが思わぬ意味を生み出してしまうということの自覚から始めてみましょう。

 

ではどのようにやっていくのか説明していきますね。

 

 

ワーク

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用意するものは笛と複数人の俳優です。

笛がなければ、手をたたくでも、声でやってもいいです。

 

まず、俳優を舞台上にバランスよく配置します。

 

合図で舞台上を歩き始めます。

 

笛が鳴ると、俳優は条件反射的に進む向きを変えてください。

俳優は意図をもって移動しないでください。何も考えず、ただ歩いて、ターンしてを繰り返してください。

 

舞台端まで行ってしまったら、笛が鳴っていなくても、回れ右して舞台上から出ないようにしてください。

 

何度か笛を吹いて向きを変えて、ストップの合図を出します。

 

ストップの合図が出たら俳優は、ストップの合図が出たときの位置と姿勢のまま止まってください。

 

この時、舞台の外から見ている人は、俳優同士の関係性がどう見えるかをコメントしてください。

 

意図を持たずにやったことであるにもかかわらず、見る人にはよっていろいろな関係性やドラマを感じ取ってしまうことだと思います。

 

 

このワークは、舞台の広さにもよりますが、舞台上は4~6人くらいでやるといいでしょう。

 

 

このワークを通じて、自分が意図する、意図しないにかかわらず、客席の観客は見えたものから意味を探ろうとするものだと自覚をしてください。

 

そのうえで、自分の見せたい姿、意図した演技が、観客にどう見えているのか考えながら稽古を重ねってもらえたらと思います。

 

まとめ

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私は、このワークを初めてやったとき、「舞台ってとても怖い」と感じました。

 

全く意図を持たずにやったことが、見ている人にとっては、こうまで意味をもって伝わってしまうのかと。

 

逆に、自分が意図してやった演技が、どれほど観客に伝わっているのかという不安感も大きくなりました。

 

しかし、このことを知っているのといないのとでは、大きな違いだと思います。

 

まずはこのワークを通じて、意図していないことであっても、見ている側に対して大きな意味を与えてしまうということを自覚するところから始めてみてください

 

今回は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

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