演劇LAB☆演技力向上の部屋

演技に行き詰まりを感じた方の、悩みを解消し演技力を向上させる演技講座

発声練習で差をつけよう~発声トレーニング①良い声は良い姿勢から~

ペーいちです。

 

発声練習してますか。

f:id:engekilab:20190520064431j:plain

 

劇団などでは、稽古前にウォームアップの一環で発声練習を取り入れているところも多くあると思います。

 

しかし、漫然とただ声を出すだけになっていませんか。

 

気を付けることもわからずに、ただ声を出すだけでは、正確な発声・発音も、豊かな響きのある声も、セリフをコントロールする技術も、手に入れることはできません。

 

発声練習のたびに、なにに気を付けるか、課題を持って取り組むことで、正確な発声・発音、豊かな響きのある声、セリフをコントロールする力を手に入れましょう。

 

バレエなどでも、基本フォームとして1番から6番まで立ち姿勢があって、その基本フォームが崩れると、良いダンスはできませんよね。

 

一流のバレリーナであっても、この初歩の初歩である基本姿勢の確認に毎日何時間もかける方もいるそうです。 

 

 

良い声をだすためには、良い姿勢がとっても大事です。

 

姿勢が悪いと、支えのある息を吐くことができませんし、響きのある声を出すこともできません。

 

良い姿勢で発声することで、支えのある息を吐き、響きのある声を手に入れていきましょう。

 

まずは、姿勢について紹介していきますね。

 

今回からしばらく続ける発声トレーニングの内容は、無料で教えるのはもったいないほどの内容だと自負しているので、そのうち非公開にしようと思っています。

 

ぜひとも、今のうちに覚えて実践していただきたいです。

 

 

姿勢 

 

発声において、姿勢は大事です。

悪い姿勢 

f:id:engekilab:20190519072408j:plain

より良い声を出すために、まずは姿勢から直していきましょう。

 

上の写真のように、猫背で首が前に出ていると、肩回りの筋肉が緊張し、のどが開きにくくなります。

 

のどが開かないと、大きな声が出ませんし、無理して大声を出すと、喉を傷めてしまいます。

 

また、肩回りの筋肉が緊張するとのどを締め付けることになり、口の中の空間が狭くなるので、響きが出にくくなります。

 

まずは、姿勢を正すことから始めましょう。

 

良い姿勢 

f:id:engekilab:20190519073620j:plain

上の写真のように、まず良い姿勢をとることが大事です。

 

 お腹をポンプ、そして声がでる口を蛇口と見立てると、ポンプから蛇口までストレートにつながっていることがわかります。

 

つまりは、お腹で吸った息が、スムーズに出ていくわけです。

 

姿勢が悪いと途中で曲がったり、詰まったりして息が出にくくなるんです。

 

ですから、息をスムーズに流すためにも良い姿勢がだいじなでんです。

 

良い姿勢の取り方

f:id:engekilab:20190518081052j:plain

とはいえ、「姿勢が悪いから直しなさい」と言われても、自分ではどうなってるかわかりにくいですよね。

 

自分ではよい姿勢をしているつもりでも、鏡で確認すると首が前に出ていたり、猫背になっていたり、胸を張りすぎて反り返ってしまってたりします。

 

他の人に、客観的にいろいろと指摘してもらって直したとしても、自分ではどのようにして立っているのかわからないので、同じように立ってみようと思っても再現できなかったりします。

 

 

では、姿勢よく立つために気を付けるポイントと方法を紹介していきます。

f:id:engekilab:20190518080750j:plain


 

  • 足を肩幅に開き立ちます。
  • 上体を前に倒し、脱力します。
  • 息を吸いながら、腹筋で上体を引き上げ、ゆっくり起こしていきます。この時、腰骨、仙骨、背骨の一つ一つを積み上げていく感覚を持ってください。
  • 最後にコトンと置く感覚で頭を首の上に置きます。

 

これをやるときはお腹周り以外には力を入れないように注意をしてください。

 

こうやって立つことによって、おおむね良い姿勢で立つことができます。

 

また、おなかを使って起き上がっていますので、すでに支えの入った状態にもなっています。

 

足を肩幅に開くときは、両足のかかとをつけてつま先を45度開いてください。そして、体重移動だけで横に足をだすと、自然と肩幅になります。ちなみに両足のかかととつま先をつけた状態で横に足を出すと骨盤の幅になります。

 

たまに、演出家から足の幅の指示が出ることがありますので、覚えていて損はありませんよ。

 

猫背になっているときなどは「もっと胸を張って」といわれますが、胸を張りすぎると今度は逆に反り返ってしまいますのが、胸の張り加減がわかりにくいと思いますので、「胸を張る」ではなく、「背中を広くとる」という風に意識してください。

 

 

 

発声練習を始める前に、まずこの良い姿勢をとることと、良い姿勢になっているかの確認をしてから発声練習をはじめてください。

 

慣れないうちは知らないうちに姿勢が崩れてしまうので、常に意識してやることが大事です。

 

まとめ

スポーツやダンスやバレエなどでも、基本姿勢というか、基本フォームってとても大事だと思います。

 

フォームが崩れるとパフォーマンスは落ちますよね。

 

演劇では、なかなかこの基本フォームを意識することはないかもしれませんが、良い姿勢こそすべてに通じる基本フォームだと思います。

 

発声において、この基本フォームを正しく手に入れて、艶と響きを持った声を手に入れてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

ご意見・ご感想などありましたら、コメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです。

 

無料メルマガはこちら↓

f:id:engekilab:20190527220049j:plain