「演技」とはどういうもの?
ぺーいちです。
今日は演技とは、ということについて書いていきます
「演技」とはどいうことかもわからず、やみくもに学んでも上達はないだろうと思います。
まずは、そもそも、演技とは何だろうということを考えるきっかけになればと思います。
あなたは「演技」とはどういものか考えたことはありますか?
演技について書き始める前に、まず演技とはなにかという点に触れていきます。
そもそも演技とはなんなのでしょう。
大辞林には下記のように書かれています
えんぎ【演技】
( 名 ) スル
① 俳優などが舞台で芸を演じて見せること。また、そのわざ。 「悪女役を巧みに-する」
② 体操競技やフィギュア━スケートなどで、一定の方式にしたがって、選手が行う技。 「模範-」
③ いかにもそれらしく振る舞うこと。いつわりの態度。 「彼女の涙は-だった」
つまり、日本語としての演技というものは、大きく2つの説明ができます。①、②は日ごろ鍛えた技を人前で披露すること。
③は本心を隠して本心とは違うことを本心として見せかけること。
本心を偽っていかにもそれらしく振舞うというのは日常生活においても、、多くあります。コンビニの店員や警察官など、制服を着てその役割を演じているわけです。
嫌いな人の前でも、嫌いという感情を出すことなく、気のいい友人を演じてしまうことなんかよくあることだと思います。
でも、このままでは、演劇の俳優にとっての「演技」とはという答えになりませんので、私の解釈を加えると
①役の本心をそれを演じる俳優自身の本心として見せること
②役の本心をそれを演じる俳優自身の本心であるかのように見せる技術を人前で披露すること
ということになるのではないでしょうか。
演技とはなにか、と聞くと、
「役になりきることだ」
「無意識を意識のステージに引き上げて、それを意識的に無意識化でやっているかのように再構築すること」
「感情を表現すること」
などいろいろな答えが返ってきます。
いろいろな人が「演技とは」ということを考えて定義づけをしています。
演技を上達させようと思っても、自分の考えがまとまらないまま学んでも、ブレてしまうので、自分なりに考えをまとめておく必要があります
芸術とは感性を技術によって表現すること
これは、私が尊敬する演出家の先生が座右の銘とされている言葉です。
演劇も舞台芸術の一つです。
基礎基本と技術という土台がないまま、役になりきっても、感情を作ってもそれは芸術という高みに登ることはできません。
基礎基本の習得に、近道はありません。
しかし、一つずつ着実に 積み上げていくことで、以前は出来なかったことがいつの間にかできるようになります。
一緒に頑張っていきましょう。
まとめ
①役の本心をそれを演じる俳優自身の本心として見せること
②役の本心をそれを演じる俳優自身の本心であるかのように見せる技術を人前で披露すること
私は、これを「演技」として定義づけしています。
納得いかない方もいるかもしれませんが、自分なりに何度も試行錯誤して、自分の納得いく「演技とは」ということを考えてみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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