舞台は上手から下手に向けて緩やかな風が吹いている
ペーいちです。
今回はなんだか難しいことを言ってるなと思われるかもしれませんが、大事なことなので、頑張って書きます
この感覚を持っているのといないのとでは、舞台での歩き方やほかの出演者との立ち位置の取り方など、大きな差が生まれます。
ぜひ、理解して演技の幅を広げてください。
名画モナリザと真珠の耳飾りの少女
まずは、この名画、ご存知ですよね。
そう、レオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」
さらに、
これらの名画もこの法則に従っていることに気づきますか。
モナリザは、体は上手から吹く風に身をゆだねて下手方向に向いています。そして少しだけ顔を上手方向に柔らかく振り返らせています。
フェルメールの絵も、体は上手から下手に向けて流れていますが、顔を大きく振り向かせて、ダイナミズムを持たせています。
上手から下手に向かって吹く風を、上手く取り入れて書かれています。
これらの名画だけでなく、絵本や舞台などを見ても多くはこの法則に従っています。
上手がホーム、下手がアウェイ
上手がホームで下手がアウェイというように捉えればわかりやすいと思います。
家を出るときは上手から下手に向かって出発する。
道中は意気揚々と目的地に向かっているときは下手から上手に、意気消沈してトボトボ歩いているときには上手から下手に移動する。
目的地に着いた時には下手から登場する。
なんとなく、こんな感じのイメージになりませんか。
吉本新喜劇は、まさにこの上手から下手に吹く風というもの、上手がホーム、下手がアウェイということを踏まえてセットを作っていますね。
お店のセットで、入り口は必ず下手にあり、お客は下手から登場し、お店の人は上手から登場しています。
まとめ
このような特性を理解すると、舞台上の立ち位置や、ほかの出演者との関係性を見せる上でも随分と演じやすくなるのではないでしょうか。
ラスボスが舞台上にいて、勇者が走りこんできて対峙するなんて時、なんとなく下手から走りこんできたほうがそれっぽくないですか。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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